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おいらとJazzと探偵小説(ミステリ)と                      You and the Jazz and the Mystery

2020年6月20日 「ナチスが恐れた義足の女スパイ」 ソニア・パーネル

昨日、1冊目の読了本。

「ナチスが恐れた義足の女スパイ」 ソニア・パーネル (中央公論新社)

カバー写真ではあまり綺麗に見えないが、末尾部分の写真を見るとなかなかの美人。

やはり女スパイは美人でなくちゃ。

結構、読了に時間がかかった。

まあまあかな。

# by maiuMY | 2020-06-21 12:11 | ルポ・ノンフィクション | Comments(0)

2020年6月19日 「『深層』カルロス・ゴーンとの対話」 郷原信郎

本日の読了本。

「『深層』カルロス・ゴーンとの対話」 郷原信郎 (小学館)

ある程度、著者のブログで読んでいたのであまり新しい情報はないが、改めて読むと事件の異常性(東京地検の異常性)が浮き彫りになる。

面白いわ、この本。

それにしてもまあひどい事件だった。

ゴーンの逃亡劇、いつか映画になるかねえ。

しかし日産、大丈夫かな?

ゴーンがいなくなって結局、おかしくなってるもんな。

# by maiuMY | 2020-06-19 20:55 | ルポ・ノンフィクション | Comments(0)

2020年6月18日 「日本経済学新論」 中野剛志

本日の読了本。

「日本経済学新論」 中野剛志 (ちくま新書)

これはかなりの力作。

「合理主義」と「プラグマティズム」に経済思想を分け、そのうちプラグマティズムの学問観にのっとって、実践家5人の経済思想を解釈する書。

どの人も面白いが、やはり岸信介(戦争責任やCIAのスパイ等はさておき、なぜこれほど頭の良い人からあんなおバカ丸出しの孫が生まれたのかなぁ)と下村治が興味深い。

読む価値あり。


# by maiuMY | 2020-06-18 18:37 | ルポ・ノンフィクション | Comments(0)

2020年6月17日 「極私的モダン・ジャズ・ドラマー論」 市川宇一郎

本日、2冊目の読了本。

「極私的モダン・ジャズ・ドラマー論」 市川宇一郎 (音楽之友社)

フリージャズが好みのようなお方らしいが、50年代のどちらかというと渋めのジャズ・ドラマーをミュージシャンらしい分析で論じる。

薄めに見えるが、これは中身の濃い充実本。

しかしおいらもドラマーって一部のミュージシャンを除いてほとんどきちんと認識していなかったり聴いていなかったりしたことを深く反省させられた1冊。

例えば西海岸を中心にヴァイブ奏者もしていたラリー・バンカー。

あのヴァーブ時代のビル・エヴァンス・トリオのラリー・バンカーと同一人物と認識できていなかった。

どちらも「何となくラリー・バンカーって名前のドラマー」ってぼんやり思ってた、あぁ。。。。。。

ズート・シムズの「ダウン・ホーム」は愛聴盤で(特にイギリス盤が音が良くて好き)しかもドラマーの演奏も最高って思っていたのに、これがあのミンガス・バンドのダニー・リッチモンドと同一人物と思っていなかった、あぁ。。。。。。。

何を聴いているのか?おいら・・・・・・

まったく聞いたことのないようなドラマー(その盤は耳にしているのだが)も出てきます。

素晴らしいジャズ本の1冊。

旧作ベスト20候補。

# by maiuMY | 2020-06-17 19:21 | ジャズ | Comments(0)

2020年6月17日 「罪の轍」 奥田英朗

本日、1冊目の読了本。

「罪の轍」 奥田英朗 (新潮社)

これは重厚な大作。

一読、水上勉の「飢餓海峡」を思い起こしたが誘拐をテーマにしている分あちらより重苦しい。

読むのが辛い1冊だが、やはり読了後「良い本を読んだ」としみじみ思う1冊。

テレビや映画の誘拐物は子役があまり上手くないので迫真感がないのだが、この本では誘拐された子の母親が卒倒するシーンなど臨場感ありすぎで読み続けられない。(なんやかやで4日かかった)

刑事たちの描き分けも見事だが、仁井刑事は良いキャラクターなれど「この時代にこんな刑事がいたのか?」とやや浮いている。

今の若い人には信じにくいだろうが、この当時は社会全般、(夜間以外の)大卒は超少数派。

おいらも社会人になったころは、上司の人たちはほとんど高卒だった。

堂々たる旧作ベスト10候補。

# by maiuMY | 2020-06-17 18:05 | 探偵小説 | Comments(0)

ジャズと古本を愛するおいらの日々

by maiuMY