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2010年4月28日 「大槻ケンヂが語る江戸川乱歩」 大槻ケンヂ

昨日の読了本。

「大槻ケンヂが語る江戸川乱歩」 大槻ケンヂ (角川文庫)

NHKが出版した雑誌の加筆版。

こりゃ好企画!

「明智と怪人二十面相のどっちが乱歩だったのかということを考えると、断然二十面相のほうなんでしょうね。」
なんて簡単に言えそうで、なかなか言えない気がする。

今まで読んだ乱歩論の中では、一番、だと思う、おいら。
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by maiuMY | 2010-04-29 08:45 | 探偵小説 | Comments(0)  

2010年4月27日 「クラインの壺」 岡嶋二人

本日の読了本。

「クラインの壺」 岡嶋二人 (新潮文庫)

井上夢人の「ダレカガナカニイル・・・」がイマイチだったので、岡嶋二人最終作、且つ、井上夢人単独執筆作の本作に期待はしていなかったんだが、これが岡嶋マジック?

実に面白いじゃないの!

結末は容易に想像がつく物ではあるが、途中のジェットコースター振りはさすが!
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by maiuMY | 2010-04-27 22:17 | 探偵小説 | Comments(0)  

2010年4月25日 「ロック・ギタリスト伝説」 萩原健太

本日、2冊目の読了本。

「ロック・ギタリスト伝説」 萩原健太 (アスキー新書)

わが敬愛する、萩原健太のギタリスト本。

萩原がお気に入りのギタリストは頁数が多く、コードポジションまで掲載している、その偏愛振りがうれしい。

「本当にギターが好きなんだなぁ」と感じる。
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by maiuMY | 2010-04-25 17:50 | ジャズ | Comments(0)  

2010年4月25日 「風、紅蓮に燃ゆ~帝王・加納貢 伝」 大貫説夫

本日、1冊目の読了本。

「風、紅蓮に燃ゆ~帝王・加納貢 伝」 大貫説夫 (幻冬舎アウトロー文庫)

幻冬舎アウトロー文庫に登場する愚連隊やヤクザの伝記の中で、加納貢だけが異質であった。

万年東一が比較的近いのかもしれないが、彼も後に右翼活動に入っていくし、安藤組の安藤昇をはじめヤクザ組織、テキヤ組織に入っていく者たちとまったく異質なボヘミアンなのだ。

その意味で、むしろ昭和40年代以降の加納貢を知りたかった、と思う。
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by maiuMY | 2010-04-25 11:50 | ルポ・ノンフィクション | Comments(0)  

2010年4月24日 「小沢一郎 完全無罪~『特高検察』が犯した7つの大罪」 平野貞夫

本日の読了本。

「小沢一郎 完全無罪~『特高検察』が犯した7つの大罪」 平野貞夫 (講談社)

こんな本、よく出せたな、講談社(えらい!)。

土佐のいごっそうの平野貞夫は、良くも悪くも熱血漢だが、執筆する本では比較的、冷静にその論理魔的論理で一貫しているのだが、この本では、もう暴走気味に「熱血漢」である。

本当に面白い本だ。

「小沢一郎以上に小沢一郎の思考体系を理解しているのが、不肖、平野貞夫であると思い上がっているからだ。」

ここまで言い切れる平野貞夫も、そう言われる小沢一郎も、人間として社会人として、幸せだと思う。

正直、嫉妬を感じるくらいだ。

中身に賛同するかどうかは別にして、日本の民主主義を憂える人の必読の書と言える。
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by maiuMY | 2010-04-24 22:56 | ルポ・ノンフィクション | Comments(0)  

2010年4月23日 「小沢一郎との二十年」 平野貞夫

本日、2冊目の読了本。

「小沢一郎との二十年」 平野貞夫 (プレジデント社)

もう、14年近く前の本。

昨日、買ってきた同じ作者の「小沢一郎 完全無罪」を読む前に、14年近く前とブレがあるや否や、というちょっと意地の悪い観点で選んだ。

その見識、理論の鋭さはさすがのものであるが、一つ素朴な疑問が。

5月政局で鳩山由紀夫首相が退陣したとき、きちんと衆議院の解散に持っていくんだろうか、小沢一郎・・・

議会制民主主義の本道に従うなら、そうするはずだが。

まさか幹事長のくせに「自分が決めることではない」なんて言わないだろうね?

見物であり、原理主義政治家「小沢一郎」の本物度が試される場面だ!
(ちなみに、小沢シンパとは言わないが、おいらは最後の最後のところで、小沢一郎をまだ信じているところがある。
この人なら日本の民主政治の定着のために「自民党的」なるものを徹底的に破壊するだろうと。
そして、「自民党的」なるもののうちにもちろん「小沢一郎」も入っていて、そのことも含め一種の「自爆テロ」を行うんだろう、なんて夢想している。
小泉純一郎と違い、自分の子供を後継に立てないところで、それを信じているんだが。
甘いんかなぁ、おいら・・・・・・・・・)
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by maiuMY | 2010-04-23 22:17 | ルポ・ノンフィクション | Comments(0)  

2010年4月23日 「133キロ怪速球」 山本昌

本日、1冊目の読了本。

「133キロ怪速球」 山本昌 (ベースボールマガジン社新書)

これは意外な掘出物。

現役最後の(もしかしたらこれからも本当に最後の)200勝投手の書いた本。

野村克也とか、もうこういう下から這い上がっていくタイプの選手は出ないだろうなぁ・・・
大野だって家が貧しくて軟式野球をやっていたから下位指名だっただけで、その一流の素質を見抜いた広島スカウトの勝利だし。

考えたら、ドラゴンズという球団は弱い地方球団で、且つ星野仙一という専制君主がいたからこそ、一流でなかった山本昌とか、立浪和義が200本安打を打ったりできたんだろう・・・

(一応、ドラゴンズファンです。念のため)
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by maiuMY | 2010-04-23 19:33 | 野球 | Comments(0)  

2010年4月22日 「内なる敵」 マイクル・Z・リューイン

本日の読了本。

「内なる敵」 マイクル・Z・リューイン (ハヤカワ・ミステリ文庫)

本当に不思議な魅力を持つシリーズだ。

ハードボイルドと言えるのだろうか?

しかし、叙情味などはフィリップ・マーロウの「長いお別れ」なんかにも通じるものがあるし・・・

ミステリとしては、はっきり落ちる。

ロス・マクドナルドは元より、軽ハードボイルド系と比べても弱いかもしれない。

しかし、何と言ってもこの叙情でしょう。

ラスト近くまで読んで、「今回は少し詰まらなかったかなぁ」と思いきや、ラスト2ページのメラニー・ベアの手紙と、そこでアルバート・サムソンが述懐するモノローグで「う~ん、やられたぁ・・・」という感じです。

タイトルの意味をしみじみ噛み締め、人生の綾を思う。

今は春だが、本当は秋の夜長にじっくり読みたいタイプの小説だ。

良いよぉ~。
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by maiuMY | 2010-04-22 20:26 | 探偵小説 | Comments(0)  

2010年4月20日 「透明な季節」 梶龍雄

本日の読了本。

「透明な季節」 梶龍雄 (講談社文庫)

梶龍雄の江戸川乱歩賞受賞作で、最高傑作の「海を見ないで陸を見よう」と同一主人公の長編。

再々読くらいだと思うが、以前読んだ時にはイマイチに思った記憶が・・・

多分、推理がなく、犯人の告白で終わる構成にがっかりしたんだろうなぁ。

この辺りが「推理が弱い風俗系の作家」と批評された所以かな。(しかし第2作以降、強力な「推理」小説の傑作を連発していく!)

読み返してみると、意外に叙情味があり、これはこれで捨て難い魅力がある。

が、しかし、旧制中学の主人公と人妻との淡い恋など、いくら何でも戦中の時代に不自然だろう?と感じた違和感は変わらない。

叙情味という点でも、「灰色の季節」に比べると一段落ちるのも事実。

後、梶龍雄の特徴である、日本人作家のレベルを超越した伏線の妙がもう一つ・・・

伏線はあるにはあるが、的をはずしたものが多い。
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by maiuMY | 2010-04-20 22:48 | 梶龍雄 | Comments(0)  

2010年4月18日 「ながい旅」 大岡昇平

本日、2冊目の読了本。

「ながい旅」 大岡昇平 (角川文庫)

大いなる感銘を受けた・・・・・・

亡くなった俳優の藤田まことが「明日への遺言」で演じた岡田資中将のドキュメンタリー(原作かな?)

岡田中将は写真で見ると、「硫黄島からの手紙」で栗林中将を演じた渡辺謙に似ている(少し優しくした感じ)男前で、いくら何でも藤田まこととはなぁ・・・・・・

右翼系の作家でなく、反戦作家である大岡昇平が書いているところに価値がある。

「私は昭和四十三年『レイテ戦記』執筆中、軍人は上級になるほど政治的になり、ずるくなるが、軍司令官クラスには立派な人物がいることを知った。」という文章に全てがある。

自らのB級戦犯裁判を戦争に続く「法戦」と位置づけ、軍の名誉のために戦いつつも部下をかばい一人罪を背負って絞首刑に処されていく。

最初は敵対していたバーネット検事たちまでが、岡田中将のひとり罪を背負おうとする姿勢に感銘を受け、何度か岡田を救おうと助け舟を法廷でだすのだが、岡田中将はそれを拒否する。

バーネット検事は後に助命嘆願書にサインまでするのである。

それにしても、弁護人になるフェザーストーン氏やラップ判事の公正さ、法廷に捧げる真摯さは特筆に価する。

まあ、このアメリカ流「民主主義」に日本人はコテンとやられたのであるが、それでも尊敬に値する方々である。

この本のもう一人の主役であろう。

それにしても、解説は何とかならなかったのか。

どんな人物に対してもいろいろな意見はあるだろうが、「大岡の目には、岡田という軍人は「立派な人物」と映ったのであろう。」なんて嫌味なかぎかっこをつけるぐらいなら解説を引き受けなければ良いのに。

解説だけは不愉快である。
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by maiuMY | 2010-04-18 21:17 | ルポ・ノンフィクション | Comments(0)