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2007年4月30日

うーん。何とか、今日中にあと1冊読んで、月20冊のノルマを達成したいものだ・・・

今日はゴールデン・ウィークの前半最終日。
長男は、名探偵コナンの映画を観に行っているので、私は久し振りに古本屋巡り。

Ngiaio Marshの(最高傑作ともいわれる)「Death and the Dancing Footman」と、
Patricia Wentworthのミス・シルヴァー物「The Ivory Dagger」の2冊のペイパーバックを購入。
合わせて¥516也。

懐かしき東京泰文堂の札が付いている・・・

白木秀雄「祭の幻想」LP版を聴きましたが、すごい音が良い!!!
CDで聴いていたときは、内容もこんなに良いレコードとは思わなかった。
現金なものだなぁ・・・
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by maiuMY | 2007-04-30 16:32 | ジャズ | Comments(0)  

2007年4月30日 「私のハードボイルド~固茹で玉子の戦後史」 小鷹信光

本日の読了本。

「私のハードボイルド~固茹で玉子の戦後史」 小鷹信光 (早川書房)

小鷹信光氏の集大成のような作品。
評論においても、ハードボイルド風に、自分の思いのたけをあえて押さえる書き方をしているが、それでもこぼれてくる、このジャンルへの愛情。

中でも、中田耕治氏が、当時、まだ新しかったこのジャンルに、かなりの可能性を見ていたことが判って興味深い。

中学生のころか、ハヤカワミステリ文庫の中田耕治氏の翻訳作品の後書きに書かれる、訳者の若く貧しかったころの思い出話を、かなり楽しみにして探したことを想い出した。
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by maiuMY | 2007-04-30 08:37 | 探偵小説 | Comments(0)  

2007年4月27日 「死の殻」 ニコラス・ブレイク

昨日の読了本。

「死の殻」 ニコラス・ブレイク (創元推理文庫)

2001年に購入して積読になっていた1冊を、なぜか読む気に。

ミステリーとしては傑作。
いかにも「野獣死すべし」の作者らしいヒネリのある1作。

しかし、「名探偵は神足りえるのか」の命題に、あまりにも無自覚で、これがジョンブル魂だとしたら、本当にイギリス人貴族というのは厭な奴らだなぁ、と思う。

(読み違えかもしれないが、名探偵ナイジェル・ストレンジウェイズは、復讐者の遂行に手を貸しているやに思える)

「ハマースミスのうじ虫」では、名探偵は厭な奴として描かれながらも、最後に「武士の情け(もっと微妙な感情であるが、あえて単純化すると)」をかけることによって読者は救われた気持ちになる。

この本では、それがない!
トリックの構造上、(本当の)復讐者への感情移入がしにくいようになっているのだ。
(ちなみに、その反省の上にたって書かれたのが「野獣」ではなかろうか?)
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by maiuMY | 2007-04-28 06:51 | 探偵小説 | Comments(0)  

2007年4月26日 「花夜叉殺し」 赤江瀑

本日の読了本。

「花夜叉殺し」 赤江瀑 (光文社文庫)

赤江瀑短編傑作選の第1弾。
いきなり「花夜叉殺し」、「獣林寺妖変」、「罪喰い」の強力三連発!!!

「刀花の鏡」はまるで歌舞伎の見えのようにカッチョ良い幕切れ。

再読でしたが、「赤江瀑にも、こんな劇画チックな短編があったんだ」と再認識!

やはり、この作者はすごすぎる・・・
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by maiuMY | 2007-04-26 22:22 | 赤江瀑 | Comments(4)  

2007年4月23日 「灯籠爛死行」 赤江瀑

本日の読了本。

「灯籠爛死行」 赤江瀑 (光文社文庫)

BOOK OFFで売っていたのを見かけて思わず買ってしまった。
もう持っている短編ばかりだが、やはり、この作者を初めて知ったとき、自分一人の物にしたくて、本屋の本全部を本気で買い占めたい、と思ったことを想い出す。

いろんな方の文章を読んで、三島由紀夫に関して、同じようなことを書いている人が多いことには気づいていたが、私にとっては、この作者と、一時期の山田風太郎がそうだった。

風太郎に関しては、やはり、当時、入手困難だったことが大きいが(従って、今ではそこまでの熱は醒めてしまった)この赤江瀑だけは、いまだに冷めない。

どちらかというと、初期のねちっこい文章の作品は少ないが、それでも素晴らしい。

やはり、初期の作品である表題作が一番か!
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by maiuMY | 2007-04-23 21:30 | 赤江瀑 | Comments(0)  

2007年4月19日 「アイルランドの薔薇」 石持浅海

本日の読了本。

「アイルランドの薔薇」 石持浅海 (光文社文庫)

段々、処女長編に遡ってきて感じるのは、この作品から作者の特徴が全開なこと!
洗練されてはいないが、結構は同じですなぁ。

探偵役も各々名前が違うだけで、皆、同一人物のよう。

欠点はありますが、しかし面白いです。
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by maiuMY | 2007-04-19 21:31 | 探偵小説 | Comments(0)  

2007年4月18日 「月の扉」 石持浅海

本日(今度こそ)の読了本。

「月の扉」 石持浅海 (光文社文庫)

超絶技巧派、いっぺんでお気に入りとなった石持浅海の第2作。

これも本当に「惜しい」作品。

細部までよく練られているのだが、どうしても「技巧」の臭みが若干、感じられてしまう。
ここが、クリアされると、戦後推理小説のベスト10級の作品の誕生となるのだが・・・

しかし、久々の大型作家の登場である。(って、もう、長編デビューして5年になるのに・・・)
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by maiuMY | 2007-04-18 22:45 | 探偵小説 | Comments(0)  

2007年4月17日 「扉は閉ざされたまま」 石持浅海

昨日の読了本。(4/18に書いております)

「扉は閉ざされたまま」 石持浅海 (祥伝社ノンポシェット)

面白い設定で、唸りました。

扉が最後まで閉ざされたままで、犯人と探偵の息詰まる心理戦が繰り広げられる!
ヒロインも魅力的だし。
もう少しで「名作」の域に。

残念なことには、この動機はひどい・・・
一気に興醒めしてしまう。

「動機」当てのミステリーなだけに惜しい!
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by maiuMY | 2007-04-18 22:06 | 探偵小説 | Comments(0)  

2007年4月16日 「ウォンドルズ・パーヴァの謎」 グラディス・ミッチェル

本日の読了本。

「ウォンドルズ・パーヴァの謎」 グラディス・ミッチェル (河出書房新社)

「ソルトマーシュの殺人」がイマイチだった記憶があるグラディス・ミッチェルの第2作。

これは、まあまあの掘出物。

後半、ブラッドリー夫人が推理を繰り広げる場面は興奮するが、結末は、ある程度予想できるもの。

同時代のクリスティーの名作群は勿論、小傑作に比べても、やはり落ちる。

ブラッドリー夫人のキャラクターで読ますミステリーと思います。
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by maiuMY | 2007-04-16 20:58 | 探偵小説 | Comments(4)  

2007年4月13日 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」 武田邦彦、「吉祥天女の像」

本日の読了本、1冊目!

「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」 武田邦彦 (洋泉社ペーパーバックス)

やしきたかじんの硬派討論番組で紹介されて、ネットで話題騒然の1冊。

確かに面白い!
(ここに書いてあることが本当だとしたら)日本という国は、「環境」さえも官との癒着の「利権」になる、どうしようもない「公務員天国」・・・



2冊目。

「吉祥天女の像」 甲賀三郎→牧逸馬→横溝正史→高田義一郎→岡田三郎→小酒井不木 (カッパまがじん1977年1月号)

こりゃ珍品!

連作は、日本では結構あるのだが、この作品は何と、連作の自分の番に作者自身が探偵役で登場する。

つまり毎回、その回担当の作者が名探偵になるのだ!

牧、横溝あたりから暴走するため、最後の方は収拾がつかなくなり、岡田三郎と、特に小酒井不木が決着をつけるのに苦労する。

とにかく矛盾だらけなのだ。
(横溝正史はよほどやる気がなかったのか、特に無茶苦茶である)

最終回の小酒井不木は「読者諸君は、私たち各自の記録を読んで、いろいろ矛盾した点を発見されるに違いない。」と語っているほどである。
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by maiuMY | 2007-04-13 20:06 | ルポ・ノンフィクション | Comments(0)