2006年 08月 30日
【蔵出し盤】幻盤紹介 第139回「BOBBY・ENRIQUEZ PLAYS BOSSA NOVA」
リッチー・コールブームに乗っかるようにバブル的に人気が出、あっという間に誰も見向きもしなくなってしまった「忘れられたピアニスト」ですが、特に全盛期のLPを聴くと、大道芸人風の装いの中に鬼気迫る凄みを感じさせる人です。
ちょっとフィニアス・ニューボーン・ジュニアに近い感覚のジャズマンで、フィニアスは駄目になってからの方(指が動かなくなった晩年)が個人的にはジーンとくるのですが、エンリケスはやはりリッチーのバンドに居た頃から数年が、鳥肌が立つほど素晴らしい!!!
(後期は後期で好きではありますが・・・)
ベースはルーファス・リード、ドラムスがビリー・ヒギンズとどちらかというと硬派系と共演しています。
(たまたま来日していたのかなぁ?)