本日、1冊目の読了本。
「誰もがいま淋しい」 片岡義男 (角川文庫)
昨日、行った古本市で3冊100円で、計12冊拾っちまったぜ。。。。。。
そういえば昔はBOOK OFFの100円棚で赤川次郎と並んで常連だった片岡義男ってあまり見ないなぁ、と思ったのが運の尽き。
改めてカバーの後ろにある「角川文庫 片岡義男作品集」を見ると、ほとんど読んでないわ、おいら。
つまり何となく読んだつもりで「詰まんない」と思い込み、読まず嫌いだったんだな、と気づく。
誰かがどこかで書いていたが、村上春樹が新しい文体を発明する前に、海外文学の文体を発明しかかっていたのが片岡義男だと。(まあ高城高を嚆矢とするハードボイルドの作家たちの苦闘があったが)
読んでみると確かに文体には見るべきものがある。(セックス描写が透明なのも似てはいる)
ただ会話が気恥ずかしすぎるなぁ。
ルルーシュの映画「男と女」の中のフランス人でさえこんな会話交わさないぞ、普通。