本日の読了本。
「死に山」 ドニー・アイカー (河出書房新社)
昨年未読の心残りのもう一つがこの本。
いやぁ~、これも思っていた以上に面白かった。
正直、東スポ系統と思い込んでいたのだが、かなり真面目なノンフィクション。
まずこの構成が秀逸。
作者の2010年の探査行と、1959年の学生たちの遭難までの軌跡、そしてその約1か月後の救助作業の3視点を交互に描いていく。
「真相」も少なくともおいらにはかなり興味深かった。
ここを「弱い」とか「詰まらなかった」と言っているネットの評価もあるが、そうは思わないな。
これも昨年読んでいたら、ベスト30には入っていたな。