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おいらとJazzと探偵小説(ミステリ)と                      You and the Jazz and the Mystery

2018年9月21日 「竜のグリオールに絵を描いた男」 ルーシャス・シェパード

本日の読了本。

「竜のグリオールに絵を描いた男」 ルーシャス・シェパード (竹書房文庫)

参りました。

確かに法廷物かつミステリーとしても秀逸な「始祖の石」を除けば、読みやすい小説とは言えないが、もう凄すぎて分析不可能です。

とにかく「凄い」と唸ることしかできない本。

おいらはファンタジーとはあまり相性がよくないのだが、こういうのを読ませられるとファンタジーも大したものだと思う。

やはりSFというのは可能性が大きいジャンルだなぁ。

文学などというしゃらくさい言葉は使うまい。

「物語」というものの豊穣さをまざまざと見せてくれる大傑作中編集だ。

人生の残酷さ、運命の酷薄さ、すべてがつまっている必読の1冊。

当然、今年のベスト5候補作。

ちなみに表紙カバーも秀逸です。

ぜひ続編、遺作の長編も刊行してほしい。

by maiuMY | 2018-09-21 21:55 | SF | Comments(0)

ジャズと古本を愛するおいらの日々

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