2017年 08月 17日
2017年8月17日 「J・G・バラード短編全集3」 J・G・バラード
「J・G・バラード短編全集3」 J・G・バラード (東京創元社)
さすが全盛期に入りつつある頃のバラード。
ほとんどすべての短編が見事。
現在の眼で読むと、もう普通の純文学と何の違いもない短編たち。
最後の短編「夢の海、時の嵐」のみ少し落ちるが。
中ではやはり「終着の浜辺」がダントツだが、他も名作揃いではある。
「結晶世界」の原型の「光り輝く男」もファンなら必読であろう。
おいらが恐らく最初に読んだバラード、「エンドゲーム」も素晴らしい。
こりゃやはりベスト3には入るなぁ。