2015年 09月 20日
2015年9月20日 「怪獣使いと少年 増補新装版」 切通理作
「怪獣使いと少年 増補新装版」 切通理作 (洋泉社)
冒頭の「はじめに」から強烈に惹き込まれ、あっというまに読み進む。(それでも読了に2日掛かったが)
まさに生涯の1冊に近い本との出会い、という感じである。
この作者の本は「本多猪四郎 無冠の巨匠」も読んだが、本作の方がやはり瑞々しく素晴らしい!
増補版になって、原文と脚注の間に20年間の時間があり、そのこともこの本の奥行きを広めた感じがする。
ただ、「増補」の章は、それ以外があまりに瑞々しいので、少し色褪せて感じられ残念。
間違いない名作!