2006年 04月 05日
【蔵出し盤】幻(?)の名盤紹介 第50回「OF HUMAN FEELINGS」 ORNETTE・COLEMAN
といっても、コールマンにはあまり珍しい作品はありません。
が、しかし、現役作品の少ないこと!
「ゴールデンサークル」などBLUE NOTEとATLANTICとCBSの作品くらいしかCDショップに置いていない。
たまに「ダンシング・イン・ユア・ヘッド」が再発されるくらいか。
この作品も確か、一度、CD化されたはず。
実は私が一番好きなコールマンの作品である。
あまりにダンサブルな内容!
国内LP発売当時、SJ誌のレビューで児山紀芳氏が「ライブのこのバンドはもっとエキサイティング。このLPはその実像を伝えていない(すみません。実物がないので、記憶で書いていますから、ニュアンスも含め、まったく違うかもしれません)」として、三ツ星半の評価を付けたことを憶えている。
それでも、このバンドの「ハーモロディクス」理論とやらが、一番判りやすく透けて見えるところが、好きである。
要は、丁々発止のやり取りが、リズムセクションも含め、かなり高度な次元で行われていると、個人的に思っている。
また、このLPはジャケットも良いんだよ。
すべてのJAZZ LPの中でも、ベスト5に入る、と思う。
帯に「オフ・ヒューマン・フィーリングス」と書いてあるが、「オブ」だよなぁ・・・