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おいらとJazzと探偵小説(ミステリ)と                      You and the Jazz and the Mystery

2014年1月19日 「なごや古本屋案内」 鈴木創

本日、1冊目の読了本。

「なごや古本屋案内」 鈴木創 (風媒社)

岐阜県を除けば、おいらがいつも行っていたり、かつてよく訪れていた古本屋ばかり。

「御器所書店とか岐阜県に引っ越していたんだ。」とか「山中書店とかまだやってるんだ。」とか懐かしく愉しめた。

もう最近は新刊とネット古書店ですますことが多くなってきていて、古本屋の定点観測は自宅付近を除けば鶴舞界隈に限っているからなぁ・・・・・・

コラムも充実していて、本山の昌進堂書店や栄の松本書店とか、鶴舞のはずれにあった日光堂とか今は無き懐かしい古書店の名もあるが、何といっても書肆孤島が思い出深い。

本当にサロンのような大きな書斎のような、見たことのない夢のような空間だった。

ここの入り口に飾ってあったことで安藤鶴夫を教えてもらったし、値付けが高かったこともあり本はあまり買わなかったが、現代音楽やフリージャズのLPの掘り出し物が多くここで相当買った。

スティーブ・レイシーの「ソロ・アット・マンダラ」やドン・チェリーの諸作はここで購入したものだ。

この本を読んだ後、久し振りにシマウマ書房(この本の著者の店)へ行ってしまった。

書肆孤島のような香りが少しだけ残っている古本屋です。
Commented by ひつじ at 2020-11-09 22:06 x
シマウマ書房の本は、もともと書肆孤島にあったものです。

孤島の鈴木さんが亡くなってから、Sさんという女性がしばらくお店を切り盛りしていました。現代音楽のCDを売ったり、朗読会やライブなどもやってりしていたのですが、やがて立ちゆかなくなったのか、本をまとめて売り払ったのです。

ちなみに孤島の鈴木さんは、孤島の前に「VOU」という小さな古本屋を御器所で開いていました。ル・クレジオのとっておきの本をゆずってもらったことがあります。

Commented by maiuMY at 2020-11-10 20:24
>ひつじさん
あぁ、そうだったんですね。
貴重な情報をありがとうございます。
「VOU」も多分、1回は行ったことがあるような気がします。
「孤島」は1階もサロンみたいで良かったですが、屋根裏部屋のような2階が薄暗くて怪しげで凄かったなぁ。
Commented by ひつじ at 2020-11-20 23:02 x
名古屋在住の作家、諏訪哲史さんがエッセイでちらっとこの店について書いてますよ。

ちょこちょことイベントもやっていて、私もSさんに誘われて、現代音楽のパフォーマンスをしたことがあります。
まさにその屋根裏みたいなところで演奏しました。懐かしいです。

もう20年くらい前の話です。
Commented by maiuMY at 2020-11-22 10:15
>ひつじさん
諏訪哲史のエッセイというのは「紋章と時間」に収録のものでしょうか?
早速、図書館ででも借りて読んでみたいと思います。

ひつじさんはミュージシャンなんですね?
すごいですね。
by maiuMY | 2014-01-19 20:56 | ルポ・ノンフィクション | Comments(4)

ジャズと古本を愛するおいらの日々

by maiuMY